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【靴のIoT】スマートフットウェアOrphe(オルフェ)を体験! [スポーツ]

スマートフットウェアOrphe(オルフェ)
を体験してみたので、率直な感想など。

まずは、オルフェを履いてアクロバットな
動きをしてみた動画をどうぞ~



どうです?
なかなか面白いでしょう?

スマートフットウェアOrphe(オルフェ)、
どんな事が出来るのか?

大きく分けると次の二つ。

・靴底が光る

・靴の動きと連動して、スマホから音を鳴らす

また、上記の「光」「音」に関しては、
スマホのアプリで編集が可能。

さらに、開発キットを使うと、「光」「音」の
制御を行うプログラミングが可能。

さて、上記のような機能を備えたハイテク
シューズですが、実際に履いてみた感想。

・目立つ!注目の的!
・子供たちが大喜び
・誰でも楽しめる

なんというか、新しいオモチャを手に入れた
気分ですね。

とにかく、その場が盛り上がること間違いなし。

使用感ですが、

・重い
・ちょうどいいサイズが無い
・価格が高い
・目立ち過ぎる

という残念な感想。


【重い】

まず、重さですが、オルフェは一足で1kg~1.2kg
の重量があります。

例えば、一般的なスニーカーの重さは300gくらい。
ランニングシューズだと、200gくらいでしょうか。

ですので、オルフェを履いて、普通に歩く分には、
さほど重さを感じないのですが、いざ、ダンスを
したり、アクロバットをしようとすると、その
重さが文字通り、足を引っ張ります。

具体的には、普段、なんでもないダンスの
ステップでつまずいたり、足が上がらなかったり
します。

アクロバットだと、普段の感覚で宙を舞うと、
着地が取れずにこけます。

僕も、イベントで使おうと思って練習して
みたのですが、初めはものすごく扱いにくく
感じました。

手元にオルフェがあって練習できるなら
ともかく、もし、手元にオルフェが無い場合は、
足首に500g~1kgのウエイトを巻くなどして
重さに慣れる必要があると感じました。


【ちょうどいいサイズが無い】

次にサイズですが、これはもう、どうしようも
ないのかもしれませんが、以下のサイズしか
用意されていません。

23.5cm、25.5cm、27cm、28.5cm

僕は足が小さく、実寸24.5cmで、普段は
24.5cmもしくが25cmの靴を履いています。

ですので、オルフェのサイズは、25.5cmを
履くしかなかったのですが、当然、靴の中で
足先が遊んでしまう感じでした。

少し、厚手の靴下を履いて、靴紐をきつく
結んで調整しましたが、ダンスやアクロバット
をする上では、サイズの合わない靴、しかも
かなり重たい靴というのは、デメリットだと
感じました。


【価格が高い】

価格 44,800円(税込)

Orphe(オルフェ)をみんなに見せると、
すごく履いてみたい!欲しい!という反応が
あるのですが、値段を告げると、皆一様に
引きますね。

「靴」として見た場合、確かに高すぎるんです。

いや、普通にね、何パターンかの種類で
光るだけでいいのならば、3,000円くらいで
買える靴があるんですよ。
(不良品も多いみたいですが・・・)

ダンサーやパフォーマーは、衣装の一つと
して靴を捉えるので、Orphe(オルフェ)に
44,800円(税込)の価値は見出せないんだ
と思います。

一般の人にとっても、同じ事が言えると
思います。

僕なんか、この値段を聞いた時に
「PlayStation4、買えちゃうじゃん!」
って思ってしまいましたもの。
(PlayStation4 Proが44,980円+税)


【目立ち過ぎる】

これはオルフェのメリットでもあり、
デメリットでもあると思います。

オルフェの靴の光り方は、めちゃくちゃ
キレイなので、みんなの視線が靴に
釘づけになります。

なので、ダンスやアクロバットの
パフォーマンスそのものを見てもらえ
ないという、ジレンマがあります。

もちろん、オルフェを目立たせるような
振り付けや、構成を考えればいいのかも
しれませんが。

かっこいいダンスやアクロバットを
決めても、オルフェがかっこよく
見せている、そんな感覚に陥ります。

なので、オルフェに負けないように、
ダンスやアクロバットの質を上げないと
全部オルフェに持っていかれてしまい
ます(笑)


【総評】

僕にとっては「宝の持ち腐れ」でした。

オモチャとして遊ぶ分には、申し分ないん
ですけどね~
ハロウィンとか、パーティとか、なんか
そういうシチュエーションで注目を集めたい
のならば、これ以上にないアイテムだと
思いました。

もし、僕にプログラミングのスキルがあるの
ならば、ある特定の動きにのみ反応する
ようにしたら面白いかなぁって思いました。

例えば、靴底が天井を向いた時だけ、
派手に光って、拍手の音が鳴るとか。

ダンスもアクロバットも、倒立をしたり、
チェアを決めたり、バク転したりと
派手なパフォーマンスがあるんですよね。

そういう派手なパフォーマンスの時って、
靴底が天井を向く瞬間が多いように思います。

だから、その瞬間だけ、派手に光ると、
パフォーマンスにアクセントがついて
いいかなぁって。

拍手が鳴るのは、観客に拍手してくれー!
というアピール(笑)


【こういう人なら使いこなせるかも?】

Orphe(オルフェ)に44,800円(税込)の
価値を見いだせる人って、やはり、自在に
プログラミングで光と音を制御できる
スキルを持った人なんじゃないかなぁ。

あと、それをどういう風に自己表現に
転化できるかを想像できたり、そのスキルも
持ち合わせている人。

あとはそうだなぁ・・・
お金持ちの人?(笑)

「44,800円(税込)?安い安い」
って言ってしまえるほど、
お金に余裕のある友達が、僕の周りには
いないので、分かりませんが。

まぁ、ネット上に転がっているOrphe(オルフェ)
の記事って、最先端のテクノロジーで、
とんがったアート的な表現で、Iotと未来を
感じさせてくれるみたいな、そんな記事を多く
見たので、僕みたいな一般ピーポーが履くと
どう感じるのかを、率直に書いてみました。

そこから見えたものは、おそらく「作り手の想い」
と、「使う側の想い」とのギャップにあるのだと
思います。

そのギャップの大きさが、
価格 44,800円(税込)
に反映されているのかなぁ~って。

もちろん、作り手が、一般ピーポーではなく、
ハイエンドなアーティストを対象にしている
のであれば、まぁ、そうですよね~って
笑うしかないのですが。

じゃあ、一般ピーポーは、いくらだったら
買うの?って話になるのかな、やっぱり。

個人的には、15,000円~20,000円くらい
が妥当かと思いました。

未来を感じさせてくれる、面白い商品だとは
思うんですけどねぇ。





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