ドラマ『JIN-仁-』と映画『ある日どこかで』 [雑記]
ドラマ『JIN-仁-』、終わってしまいましたね。
第一期から見ていた自分としては、感無量です。
それにしても、毎回毎回、見応えがありました。
明らかに他のドラマとは一線を画していたと思います。
おそらく、あの番組制作に関わった全ての人たちが、
全力で「本気」を見せた結果だったのでしょうね。
『JIN-仁-』を見ていて、ある映画を思い出しました。
映画の邦題は『ある日どこかで』。
原題は「Somewhere in Time」。
日本で1981年に公開された、アメリカの映画で、
『JIN-仁-』同様に、純愛をテーマにした時間旅行の
映画です。
この映画のおもしろいところは、
「作りたい人が集まって作った映画」
だということです。
配給元のユニバーサル映画の上層部は、この映画の
企画案を見た時に、「これは売れない」と思い、
映画制作のコストを半分に削ったそうです。
それでも、プロデューサや監督はあきらめなかった。
なぜならば、脚本がものすごく魅力的だったから。
やがて、その脚本を読んで惚れこんだ役者や、カメラ
マン、音楽家などが集まり、この映画を完成させました。
制作費が半減したことで、制作スタッフに支払われる
賃金も、かなり安かったと思われます。それでも、
誰一人として妥協をせずに、情熱だけで作り上げた。
そんな映画なんです。
主演はクリストファー・リーヴ。初代スーパーマンを
演じた人です。スーパーマンの印象が強すぎて、
それ以外の演技なんか見たことがない人も多いかも
しれませんが、甘いマスクで滑稽で、かつ情熱的な
好青年を演じさせたら、右に出る人はいないんじゃ
ないかなぁ。
余談ですが、この映画を見た時に、ジョジョの第一部の
主人公・ジョナサンジョースターのモデルは、この
クリストファー・リーヴだと思いました。
ジョジョ第7部のSBRで、ジョジョが下半身不随なのも、
荒木先生が、ひょっとしたら亡きクリストファー・
リーヴへの想いが強いのではないかと思っています。
そして1981年に日本で映画『ある日どこかで』公開
されたわけですが、残念ながら収益はさほどでは
なかったようで、そんなに話題にもならなかったと
思います。
ちなみに、1981年に日本で公開されていた映画と
いうと、「機動戦士ガンダムI・II」「スーパーマンII 」
「さよなら銀河鉄道999 」「インディ・ジョーンズ 」
「キャノンボール」「セーラー服と機関銃」
「エレファント・マン」などなど。
当時の僕は9歳だったので、そりゃ恋愛映画なんて
記憶に残っているわけないや(笑)
僕がこの『ある日どこかで』を知ったのは、深夜に
テレビで放映されていたのを、たまたま見たから
なんですよね。確か、中学生の頃だったと思います。
あの頃はとにかくSFが好きで、タイムトラベルもの
とか、本当に好きで、この映画を見た時に、こんなに
面白い映画があったのか!って本気で思ったんです。
まだ世の中にインターネットが存在しない時代だった
ので、この映画の面白さを誰かと共有したくても、
出来なかったんですよね。同級生に話してみても、
深夜にやっていた何年も前のヒットしなかった映画
なんて、興味を持たれるわけもなく。
いつしか、忘れかけてたところで、数年前にDVDが
発売されていることを知って、もう嬉しくって
すぐに買いました。
エクササイズDVDは手に余るほど持っていますが、
実は映画のDVDを買ったのは、これが最初で最後
なんですよね。
そして、この映画、いまだに根強い人気を持っている
ことがインターネットで検索すると分かります。
一部の熱狂的なファンを持っていることで、
「カルト映画」なんて称されてもいますが。
この映画を見ると、『JIN-仁-』ですら、この映画の
オマージュなんじゃないかしら?と思ってしまうほど
です。また、冒頭のシーンなんて『タイタニック』
そっくりですよ。つまり、『タイタニック』ですら、
この映画からの影響を多分に受けていると思います。
ドラマ『JIN-仁-』が終わってしまい、心の拠り所を
失って消沈している人がいるのならば、ぜひこの映画を
見てほしいですね。
もしも仁先生が、『ある日どこかで』のような結末を
迎えてしまったら、それこそ大ブーイングが起こり
そうですが、それでもなお、仁先生と咲さんの、
こんな結末が見てみたかったかもしれないと思えます。
第一期から見ていた自分としては、感無量です。
それにしても、毎回毎回、見応えがありました。
明らかに他のドラマとは一線を画していたと思います。
おそらく、あの番組制作に関わった全ての人たちが、
全力で「本気」を見せた結果だったのでしょうね。
『JIN-仁-』を見ていて、ある映画を思い出しました。
映画の邦題は『ある日どこかで』。
原題は「Somewhere in Time」。
日本で1981年に公開された、アメリカの映画で、
『JIN-仁-』同様に、純愛をテーマにした時間旅行の
映画です。
この映画のおもしろいところは、
「作りたい人が集まって作った映画」
だということです。
配給元のユニバーサル映画の上層部は、この映画の
企画案を見た時に、「これは売れない」と思い、
映画制作のコストを半分に削ったそうです。
それでも、プロデューサや監督はあきらめなかった。
なぜならば、脚本がものすごく魅力的だったから。
やがて、その脚本を読んで惚れこんだ役者や、カメラ
マン、音楽家などが集まり、この映画を完成させました。
制作費が半減したことで、制作スタッフに支払われる
賃金も、かなり安かったと思われます。それでも、
誰一人として妥協をせずに、情熱だけで作り上げた。
そんな映画なんです。
主演はクリストファー・リーヴ。初代スーパーマンを
演じた人です。スーパーマンの印象が強すぎて、
それ以外の演技なんか見たことがない人も多いかも
しれませんが、甘いマスクで滑稽で、かつ情熱的な
好青年を演じさせたら、右に出る人はいないんじゃ
ないかなぁ。
余談ですが、この映画を見た時に、ジョジョの第一部の
主人公・ジョナサンジョースターのモデルは、この
クリストファー・リーヴだと思いました。
ジョジョ第7部のSBRで、ジョジョが下半身不随なのも、
荒木先生が、ひょっとしたら亡きクリストファー・
リーヴへの想いが強いのではないかと思っています。
そして1981年に日本で映画『ある日どこかで』公開
されたわけですが、残念ながら収益はさほどでは
なかったようで、そんなに話題にもならなかったと
思います。
ちなみに、1981年に日本で公開されていた映画と
いうと、「機動戦士ガンダムI・II」「スーパーマンII 」
「さよなら銀河鉄道999 」「インディ・ジョーンズ 」
「キャノンボール」「セーラー服と機関銃」
「エレファント・マン」などなど。
当時の僕は9歳だったので、そりゃ恋愛映画なんて
記憶に残っているわけないや(笑)
僕がこの『ある日どこかで』を知ったのは、深夜に
テレビで放映されていたのを、たまたま見たから
なんですよね。確か、中学生の頃だったと思います。
あの頃はとにかくSFが好きで、タイムトラベルもの
とか、本当に好きで、この映画を見た時に、こんなに
面白い映画があったのか!って本気で思ったんです。
まだ世の中にインターネットが存在しない時代だった
ので、この映画の面白さを誰かと共有したくても、
出来なかったんですよね。同級生に話してみても、
深夜にやっていた何年も前のヒットしなかった映画
なんて、興味を持たれるわけもなく。
いつしか、忘れかけてたところで、数年前にDVDが
発売されていることを知って、もう嬉しくって
すぐに買いました。
エクササイズDVDは手に余るほど持っていますが、
実は映画のDVDを買ったのは、これが最初で最後
なんですよね。
そして、この映画、いまだに根強い人気を持っている
ことがインターネットで検索すると分かります。
一部の熱狂的なファンを持っていることで、
「カルト映画」なんて称されてもいますが。
この映画を見ると、『JIN-仁-』ですら、この映画の
オマージュなんじゃないかしら?と思ってしまうほど
です。また、冒頭のシーンなんて『タイタニック』
そっくりですよ。つまり、『タイタニック』ですら、
この映画からの影響を多分に受けていると思います。
ドラマ『JIN-仁-』が終わってしまい、心の拠り所を
失って消沈している人がいるのならば、ぜひこの映画を
見てほしいですね。
もしも仁先生が、『ある日どこかで』のような結末を
迎えてしまったら、それこそ大ブーイングが起こり
そうですが、それでもなお、仁先生と咲さんの、
こんな結末が見てみたかったかもしれないと思えます。
ある日どこかで 【ベスト・ライブラリー1500円:80年代特集】 [DVD]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- メディア: DVD
2011-06-28 18:22
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コメント(8)
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タイムトラベル系は、イラっとしてしまう私。
どうしても、納得できない・・・
だから、その他の要素がいまいちになってしまう。
Jinもそれなりに良かったけれど、
やはり・・・無理が。
これで、また続編とか言ったら・・・
ないとは言えないところがテレビのこわさ
by ぱらむ (2011-06-30 09:45)
●ぱらむさん
>タイムトラベル系は、イラっとしてしまう私。
>どうしても、納得できない・・・
あ~、うちの奥さんと一緒ですね(^^)
>だから、その他の要素がいまいちになってしまう。
>Jinもそれなりに良かったけれど、
>やはり・・・無理が。
「タイムトラベル」を理論的に説明できても、
結局のところ科学的に証明できない限り、
空想の域を出ない、つまり、リアリティに欠ける
のでしょうね。
>これで、また続編とか言ったら・・・
>ないとは言えないところがテレビのこわさ
続編ですか!?
いやいやいや、仁に限って、それはないと
思います。いや、そう思いたい。
「もう一つの完結編」とかで、「if」の世界、
つまり、仁と咲が結ばれて、仁が歴史に名を残し、
現代には戻ってこない歴史を描いた映画であれば、
また見たいと思いますが(笑)
by サナギン (2011-07-01 11:58)
そもそも、長距離移動は、空間的にも時間的にも
男の遺伝子のほうに強くのこっているのだろうと・・・・
女性は定住傾向の遺伝子なのでは・・・
などと考えてしまいます。
by ぱらむ (2011-07-02 08:50)
●ぱらむさん
>そもそも、長距離移動は、空間的にも時間的にも
>男の遺伝子のほうに強くのこっているのだろうと・・・・
>女性は定住傾向の遺伝子なのでは・・・
>などと考えてしまいます。
なるほど・・・。
そう言えば、タイムとラベルの主人公って、男性が
多いですね。
僕は、タイムとラベルは男性の願望を強く反映させて
いるような気がするんですよね。
男性はロマンチスト、女性はリアリストだと思うので(笑)
by サナギン (2011-07-04 10:28)
遅ればせながら
私も前作から観ていました^^
前作の第一話をなんとなくで録画しながら観たらすぐに気に入り、
2話目が放送されるまで しょっちゅう1話を見返して、
当時大沢さんがおっしゃっていた、
「ドラマを観なくなった人が、毎週楽しみになるようなドラマにしたい」
(といったニュアンスだったと思います)
という言葉通りになりました。
今回の続編も、もちろん観ていました。
タイムトラベルというのはそもそもSFカテゴリーなものですし、
そこばかり追求しても楽しめないので、
結末は興味津々でしたがとりあえず気にしないで観てました^^;
仁の場合、同じ現代人が昔に行くからこそ入り込める部分もあるのだろうなと。
人間ドラマをメインに観ればいいと思って毎回楽しんでいました。
タイムトラベル自体は、どうしても矛盾もでてくるので^^
それよりも、個人的には帝王切開の方が違和感が。。
いくらなんでも麻酔なしで腹に手突っ込んだらショック死するんじゃ?
と・・^^;
終わってしまってやっぱり寂しいですね。
映画館には行きませんが映画は古いものも含め好きなので、
「ある日どこかで」、いつか観ようと思います。
by lila (2011-07-05 15:08)
●lilaさん
コメントありがとうございます!
過去記事へのコメントも大歓迎ですよ(^^)
JIN、前作から観ていたのですね~!
>当時大沢さんがおっしゃっていた、
>「ドラマを観なくなった人が、毎週楽しみになるようなドラマにしたい」
>(といったニュアンスだったと思います)
>という言葉通りになりました。
大沢さん、そんなことを言っていたのですか。
本当に毎週楽しみなドラマでしたよね。
ここだけの話、JINを観る時は、いつも正座して
ました(笑)
>仁の場合、同じ現代人が昔に行くからこそ入り込める部分もあるのだろうなと。
>人間ドラマをメインに観ればいいと思って毎回楽しんでいました。
>タイムトラベル自体は、どうしても矛盾もでてくるので^^
(笑)やはりタイムトラベルには矛盾がつきもの
ですよね(^^;)
僕はその矛盾すらも受け入れてしまうタイプなので、
タイムトラベルと人間ドラマの二重の楽しみが
あったわけなんです。
>それよりも、個人的には帝王切開の方が違和感が。。
>いくらなんでも麻酔なしで腹に手突っ込んだらショック死するんじゃ?
>と・・^^;
あのシーンは衝撃的でしたよね~
いくら母は強しといえども、ええ!?って
なりましたもの。
咲さんが子供を逆さにして叩いているのも
なんですが、それよりも早く野風さんの
縫合をしてあげてー!ってソワソワしてました(笑)
あれはちょっと痛すぎですわ・・・(T^T)
そう考えると、JINって結構痛いシーンありましたね。
僕は別に手術シーンの描写にリアリティを求めては
いないので、毎回お尻がむずかゆくなるんですよね。
案外、物語上に必要のない痛い描写は、なくても
よかったのでは・・・とも思いました。
>終わってしまってやっぱり寂しいですね。
>映画館には行きませんが映画は古いものも含め好きなので、
>「ある日どこかで」、いつか観ようと思います。
ぜひぜひ~!
これもタイムトラベルよりも、純愛ドラマに注力して
もらえると、よいのかもしれません。
と言いながら、「ある日どこかで」のタイムトラベルの
方法を実際に試してみたいと思ったりしましたけど(笑)
by サナギン (2011-07-05 20:01)
確かに手術シーン、毎回痛かったですね^^;
指の隙間から見るような感じでした(笑)
前作の野風さんの手術など・・。
でも それも仁の評価を高めたのでしょうね。
タイムトラベルという、いまのところ空想でしかない事が軸のひとつとしてあるので、他の部分は全力でこだわりにこだわったんじゃないかなと思います。
設定を空想にしてしまうと、時代モノとして、医者モノとして、人間ドラマとして、現実にあるものをこだわらなければ、もう目も当てられないような・・?^^;
公式サイトなど見ると、細かいところまで頑張ってたんだなーと思います。
野風さんの生まれたての赤ちゃんもかなりリアルでしたね。
私も「早く野風さんに麻酔を~~!」って思ってました(笑)
幕末は近いようでやはり遠く、逆もまた言えますが、
なんとなく、自分にとっては不思議な距離感で興味がある時代なので、
あの時代の生活や設定を細かく再現してくれたのも、
見応えがありました^^
配役も素晴らしかったですね。
綾瀬さんは張った声がとてもいいと思いました。
毎週正座ですか(笑)
自分も正座とまではいきませんが、それに似た心持で観ていました。
こんなドラマ、もうしばらく無いんだろうなぁ。
長々失礼しました。
仁話が出来て うれしかったです♪
・・「if」の続編、面白そうですね^^
by lila (2011-07-06 11:17)
●lilaさん
なるほど・・・。
痛々しい手術シーンの描写は、タイムトラベルという
非現実とのギャップを埋めるバランスの役割を
果たしていたのですね。
そう解釈すると、確かに目を覆いたくなるような
場面が多かったですが、現代のような医療施設が
整っていない中での手術というものが、いかに困難かを
描くことによって、タイムトラベルにもリアリティを
与えようと演出していたのですね。
納得しました(^^)
>幕末は近いようでやはり遠く、逆もまた言えますが、
>なんとなく、自分にとっては不思議な距離感で興味が
>ある時代なので、あの時代の生活や設定を細かく
>再現してくれたのも、見応えがありました^^
同感です。
とても遠い時間のようでも、たかだか160年前の日本が、
江戸ですものね。日本独自の文明で築かれた最後の
時代というものには、郷愁の想いに近いものがあります。
それこそ、仁先生が言っていたように、失われてしまった
人情や人々の活気、笑顔などが、なんだかうらやましくも
あり、懐かしくもあります。
>長々失礼しました。
>仁話が出来て うれしかったです♪
こちらこそ楽しかったです(^^)
こういう余韻が楽しめるのも、よい作品だったという
ことですよね!
>・・「if」の続編、面白そうですね^^
妄想ですけどね~
年末あたりに、何かしらありそうな気もします(笑)
by サナギン (2011-07-06 18:24)