SSブログ
アニメ ブログトップ

「この世界の片隅に」 拡張版(幻の150分版)に期待したい! [アニメ]

「この世界の片隅に」

この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

いま、ちょっと話題になっている映画。

その原作の漫画を読んで、映画を観たので
感想を書きますね。
(ちょっと長いので、時間がある時にでも
 読んでください)

まず、漫画を読んだ後の感想から。

うーん。

何か、感想を、と思ったのですが、
うまい言葉が浮かんできませんね。

この漫画を読んで、
僕が子供の頃に、祖父母や両親から聞いた
戦争の話を、ふと思い出しました。

戦時中は、飲み水にも困って、水たまりの
泥水を布でこして飲んだとか。

空襲警報が鳴ると、家が空襲で燃やされる
恐れがあったので、みんな多摩川の土手に
集まったとか。
(本当かどうかわからないけど、空襲は
 人が住んでいる市街地が狙われていたので
 多摩川の河川敷は安全地帯と言われていた
 そうです)

焼夷弾は、花火なんかよりも、もっと
明るく、まぶしかったとか。
それゆえ、恐ろしくもあったとか。

赤紙がきたら、兵隊にならなければ
いけないが、栄養失調で、たまたま兵役を
逃れたとか。

ある日、ヒゲずらの、身なりの汚い軍服を
着た男の人が自宅に来て、自分を抱き上げて
くれた。それが、実は戦争から戻ってきた
自分の父親の姿だったとか。

・・・。

身内から聞く戦争の話というものは、
断片的ではありますが、より現実味を
持っている情報で、それは、テレビで
見る戦争とは、また違ったもので、
そこには、生活があって、その上に
戦争があるんだということを、漠然と
感じていたように思います。

つまり、自分の住んでいる現在が、
そう遠くない過去の戦争という歴史と
つながっているんだ、という認識というか
恐怖感みたいなものを、肌で感じていた
のですね。

ただ、戦時中の生活というものが、実際に
どういうものであったのか、という事は、
学校の授業で学んだり、何かしらの
情報を得ているとは思うのですが、
知識としては知っていても、実際のところ、
頭では分かっていなかった、と改めて
思いました。

それを「この世界の片隅に」という
漫画では、きちんと、丁寧に描かれて
いて、ある意味、戦争とはどういう
ものかということが、等身大で理解
できた気がします。

当たり前のように、人々には幸せな
生活があり、それが戦争によって、
少しずつ、少しずつ脅かされていく。

最初は少しずつの変化だから、
気が付かないのかもしれないけれど、
戦争の目的が、国を守るため、
しいては、自分たちの幸せな暮らしを
守るためと、信じて疑わない人々。

だから、「戦争=仕方ない」という
あきらめが、流行り病のように、
気が付かないうちに蔓延していく。

そういう、
戦争の狂気というものが、うすら寒く
感じられます。


漫画の中では、ただ単に、戦争が悲惨な
ものであったというだけでなく、
その状況下であっても、人々はユーモアを
保ちながらお互いに支え合って生きていた
という暮らしが描かれています。

実際に、戦争に合われた方々が、ユーモアを
保てていたかどうかは定かではありませんが
戦争の中にも、生活があったということは
事実でしょう。

ちなみに、戦争ものの漫画で僕が所有して
いるのは、水木しげる先生の
「総員玉砕せよ!」
という太平洋戦争を描いた漫画です。

あの漫画の中でも、過酷な戦地に
赴く兵隊たちは、時として怠惰で、
上官の愚痴を言い合ったり、戦争をよし
としない人もいたりして、とても
人間らしく描かれています。

それらを通してみても、日本国民が
一丸となって、戦争をしていたわけでは
なく、むしろ、誰も望んで戦争なんて
しているんじゃない、という虚しさと、
それでも戦争をしなければならないという
やるせなさが、伝わってきます。


次は、映画を観た後の感想です。

原作で物語の筋書きは知っていたものの、
それらが色彩と音響を持って描かれる
世界は、実に生々しく、身動きが出来ない
ほどでした。

僕の隣の席に座っていた、仕事帰りの
サラリーマンの男性も、途中から嗚咽が
止まらないほど泣いていました。

いや、映画館のあちこちで、すすり泣く
声が聞こえていました。

僕も、観終わった後は、しばらく放心状態
でした。

映画館を出ると、ちょうどクリスマス
シーズンということもあり、街中では
イルミネーションが輝いていましたが、
とても虚しく感じました。

笑いあって食事をする人も
手を繋ぐ恋人達も、何もかもが
なんだか作り物みたいで・・・。

まるで、この世界が絵空事のように
思えるほど、あの映画の中で描かれた
世界と、この現実の世界はかけ離れていて。

ともすれば、目の前の景色が、吹いたら
消えるロウソクのともし火のように思えて、
背筋がスウッと薄ら寒く感じるほどに、
平和というものが、いかにアンバランスな
均衡の上に成り立っているのかを、
マジマジと感じさせられました。

映画の中で、主人公の少女「すず」は、
「この世界が歪んでいる」と言っていたけど、
現在のこの世界も、歪んではいまいか?

そんな風に思えてしまうくらいに、今の
平和が薄っぺらく思いました。

毎日、決められた時刻に会社に通い、
机に座ってパソコンと向かい合う日々。

自分は、この平和を維持するために、
何か貢献できているのだろうか?

あの、戦争で苦しんできた人々の、
平和を願う気持ちの延長線上に、
しっかりと生きているのだろうか?

産まれた時から「平和」だったので、
その平和を当たり前のように享受し、
それを失うことの怖さや、失うかも
しれないという危機感が薄れてはいまいか?

そんなことを、しばらく、悶々と
考える日々が続きました。


「この世界の片隅に」

この原作漫画なり、映画なりを、
クリスマスからお正月にかけての、
浮かれ気分なシーズンにお勧めしていい
ものかどうか悩みますが、お金を払って
観る価値はありますよ。

エンターテインメント作品ではないので
観終わった後に、スッキリとしたり、
爽快感みたいなものは味わえないのですが、
世界観を変える破壊力みたいなものは
あるかと思います。

僕が小学生の時に、「はだしのゲン」を
読んで、夢でうなされるくらいに
トラウマを感じたけれど、そういう
恐怖って、子供の頃に知っておくべき
だとも思うんですよね。

だから、少なくとも、僕の子供たちには、
何かの機会に、原作漫画を読ませようかと
思います。

最後に、「この世界の片隅に」の
映画と原作漫画の違いについて。

映画と原作漫画、どちらも素晴らしい
のですが、映画では尺の関係上、
原作で語られているエピソードが
端折られています。

映像を観た限り、おそらくそのエピソード
を盛り込もうとした形跡は観て取れた
ので、編集過程で泣く泣く、削らざるを
得なかったのだろうなぁ~と思いました。

映画では、
すずとその夫の周作、
すずと幼なじみで水平の哲、
すずと遊廓の遊女リンの関係は描かれて
いましたが、周作とリンの関係は、
描かれていませんでした。

端折られたエピソードは、その周作とリンの
関係であり、それがあるがゆえに、
すずが周作とリンに焼きもちを焼くことで
周作への想いに気が付くのだし、あの
すずと幼なじみの哲の一晩のエピソードが
生きてきます。


昨日12/21に、本映画のプロデューサーが
ツイッターで「拡張版やりますよ。」と
ツイートされていたので、泣く泣く
削られたシーン30分間を含めた
“幻の150分版”の制作も、どうやら
決定したようです。

来年2017年の夏、終戦記念日に向けて
公開くらいのスケジュール感でしょうか。
楽しみですね~

戦争が激しくなっていく中で、
すずの周作に対しての愛情も育まれて
いくという点が、この作品の魅力だと
思うので、映画を観た方は、ぜひ原作の
漫画のほうも読んでみてください。


笑顔を絶やさず
家族が寄り添って、一つ屋根の下で
生きていけることの幸せ。

それが、どれだけかけがえのない
価値あるものかを、改めて認識し、
この平和が続くことを祈らずには
いられません。


この世界の片隅に コミック 全3巻完結セット (アクションコミックス)

この世界の片隅に コミック 全3巻完結セット (アクションコミックス)

  • 作者: こうの 史代
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2009/04/28
  • メディア: コミック



「この世界の片隅に」公式カレンダー 2017

「この世界の片隅に」公式カレンダー 2017

  • 作者: [コピーライト]こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
  • 出版社/メーカー: ほるぷ出版
  • 発売日: 2016/12/31
  • メディア: カレンダー



この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

  • 作者: 『この世界の片隅に』製作委員会
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2016/10/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




「君の名は。」が好きな人にオススメ!「虹色ほたる―永遠の夏休み」 [アニメ]

TULLY'S(喫茶店)で読書していて、
不覚にも泣いてしまい、涙が止まらなくて、
鼻をチーンとかんでしまいました。


虹色ほたる―永遠の夏休み

1108_1.jpg

児童書にカテゴライズされてるけど、
大人が読んでも十分に楽しめました。

実は、原作小説よりも先に、
映画(アニメーション)の方を観たことが
あるんだけど、原作小説の方が、人物の
描写を深掘りしていたり、映画では
語られていない設定が明らかになったり
しますね。

とは言え、
アニメーションのほうも素晴らしく、
原作小説の世界観を余すことなく、
いや、たとえ原作小説を先に読んでいた
としても、これほどまでに、みずみずしい
夏を感じる描写はできないのではないか、
というほどに素晴らしく。

原作小説とアニメーションが、それぞれを
補い合っていて、二つの作品で、一つの
世界が完結するような、そんな感じが
しました。

「君の名は。」を観た時に、ものすごい
既視感を感じたのは、きっと、
「虹色ほたる」のアニメーション映画を
観たことがあったからなんです。

虹色ほたる―永遠の夏休み― [DVD]

1108_2.jpg

「虹色ほたる」も
タイムリープ+ボーイミーツガール
という点では、「君の名は。」と同じなの
ですが、ちょっと面白いのは、
対象年齢が現在40歳代~50歳代に
向けて作られていると思われるという
点でしょうか。

と言っても、こういう世界観分かります、
とか、好きです、という若い世代の方も
いるでしょうから、その限りではないの
ですが。

物語は、小学六年生の少年が、
1977年(昭和52年)にタイムリープして
しまいます。

しかも、その場所は、現代ではダムの底に
沈んでしまっている村で、少年が一人の
少女と出会い、期間限定の夏休みを過ごす、
というお話。

自分が子供の頃に体験した夏休みって、
本当にこんな感じだったなぁ~。

陽が昇る前、午前3時とか4時とかに
家を出て、裏山や神社に虫捕りに行ったり、
もぎたてのトマトやキュウリを食べたり。

それこそ、野山を駆け回って、真っ黒に
なったり、水遊びをしてびしょ濡れになったり。

蛍だって、虫かごいっぱいに捕まえて、
蚊帳の中に放して眺めたり。

今となっては、あれは夢か幻か?っていう
くらいに、あの夏休みが特別すぎて・・・。

僕の子供達にも、同じような経験をさせて
あげたいと思ってみても、なかなか、そういう
環境が、身近には無くなってきているという
現実。

それゆえに、もう、二度とあの場所、あの
時間には戻れないのか、という胸がキュッと
苦しくなる時って、あると思います。

そんな「古き良き時代」の夏休みを堪能
できる映画です。

しかしながら、
「君の名は。」がそうであったように、単なる
タイムリープ+ボーイミーツガール
ではなく、生命の尊さとか、運命の出会いとか、
根底にはかなり重いテーマがあるので、
「懐かしい」気分に浸っていると、突然、脳天を
殴られたような衝撃があります。

それゆえに、僕は「君の名は。」を観た時に、
既視感を覚えたわけですが。

ただ、この「虹色ほたる」という映画、賛否両論
あります。
特筆すべきは、アニメーションの手法でしょう。

CGを一切使わずに、すべて手描きという
こだわり。

雨粒や、水しぶき。
太陽の光線や、蛍光の軌跡。
例えるならば、昔、テレビで放映していた、
「まんが日本昔ばなし」のような。

なので、最近の、キレイな線で描かれた
アニメーションに見慣れた人には、「汚く」
見えてしまうかもしれません。

しかも、作画が安定していない。

顔の表情や、身体の線も太かったり、
細かったり、ぐにゃぐにゃ動いたり。

デフォルメされた描写かと思ったら、いきなり
劇画調になったり。

観る人によっては、
「作画、崩壊してるじゃん!」
と思われても仕方ないレベルで安定して
いないんです。

でも、それ、わざとなんです。
「サマーウォーズ」や「バケモノの子」
の細田監督の師匠レベルのアニメーターが、
演出として、わざと作画を崩した描写を
用いています。

それによって、多感な小学生の不安定な
精神描写をしている、という見方ができるの
ですが、そんな裏方事情は知らねーよ!
っていう人がほとんどだと思うので、
「完成してないアニメーションを
見せるなんて、ふざけんな!金返せ!」
となっても、仕方ないかもしれません。

ただ、それを演出だと理解して寛容できる
人には、この作品がアートだと感じるでしょうし、
魂を揺さぶられるはずです。

音楽のほうも素晴らしくて、全体を
松任谷正隆が担当し、主題歌を
松任谷由実が歌うという豪華な布陣。

しかも、アニメーションが手描きという
こだわりがあったように、音楽も
コンピュータによる打ち込みは一切なく、
生音・オーケストラを使うという、
こだわりっぷり。

と、ここまで書くと、
さぞ大作で、「君の名は。」のように面白い
アニメーション映画なんだろうな!?
と期待させてしまうかもしれませんね。

誤解の無いように言いますが、
「完成してないアニメーションを
見せるなんて、ふざけんな!金返せ!」
という感想のほうが、一般的なので、
この作品を観て、良さがちっとも分から
なくても、正常です(笑)

むしろ、
「違いのわかる男のゴールドブレンド」
のように、無理して違いを分かろうとか、
分かったふりをする必要もありません(笑)

分かったから高尚だとか、そういうものでも
ないですし。

ようは、好きか、嫌いかという、それだけです。

その証拠に、「虹色ほたる」の興行収入は、
わずか一千万円程度だったそうです。

大衆ウケする作品ならば、クチコミで話題に
なるだろうに、もはや話題にも登らないレベル。

そんなにヒドイのか!
むしろ観てみたいわ!!
と、逆に興味を持つ天邪鬼な人がいるかも
しれませんね(笑)

ちなみに、僕の子供達にも観せたのですが、
案の定、評判がよろしくなかったです。

しかも、一番感動的なシーンの作画演出が、
子供達には滑稽(こっけい)に見えたらしく、
大爆笑されました。

えー・・・
そこ、泣ける場面なんですけどー
って、観せた僕はガッカリしてしまいました。

ただ、個人的には大ヒットなんですよねー。

作り手の魂が、作画や音楽に宿っていると
言えばいいのかなぁ。

それゆえに、僕はこの作品を何度も繰り返し
観てしまうんですよね。

クセになる、というか、他のアニメーションでは
物足りなく感じる、というか。

もっとたくさんの人に知ってもらいたい作品では
あるのですが。

興味を持たれたら、原作小説からでも、
アニメーション映画からでもいいので、ぜひ、
お手に取ってみてください。

もしかしたら、
宝物のように、大事な何かを見つけられる
かもしれません。


虹色ほたる―永遠の夏休み― [DVD]

虹色ほたる―永遠の夏休み― [DVD]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD



虹色ほたる―永遠の夏休み

虹色ほたる―永遠の夏休み

  • 作者: 川口 雅幸
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2012/03
  • メディア: 単行本



映画「君の名は。」は美しい「怪談」だったなぁ。 [アニメ]

いま話題の映画
「君の名は。」を、家族で観ました。

感動しました。

涙、だーだー流して、鼻をチーンって
かみながら、子供に

「あれ?おとうさん、泣いてるの?!?」

って、指さして笑われながらも、ええ、
感動しましたとも!

歳とってから、確実に涙腺が緩んでるなぁ
って、思いますね(笑)

で、自分なりに、物語を反すうして、
何に心を動かされたのかを、考えて
みました。

※※※※以下ネタバレ含みます※※※※


まず、この映画の本筋って、怪談なんです
よね。

主題歌を歌うRADWIMPSの軽快なポップス。
新進気鋭のアニメーターによる緻密な
風景描写や、生き生きとした登場人物。
思春期の少年少女が入れ替わるドタバタ
コメディと、ボーイミーツガールな展開。

これらのオブラートに包まれて、怪談が
感動的な美しい物語に昇華されているので、
正直、怖いという感想は無く、むしろ
美しいとすら思うわけです。

先日、郷内心瞳さんの著書、
『拝み屋怪談 禁忌を書く』 を読んだ
ばかりだから、こんなことを感じるの
かもしれませんが。

-------------------------------------

ある日、少年に、魂(精神)の入れ替わり
という現象が発生し、見ず知らずの
女の子になっていた。

その現象は、一度だけではなく、頻繁に
起こるようになった。

始めのうちは、おもしろい、不思議な
こともあるものだなぁと感じていたが、
次第にその相手の素性が気になり、
会ってみたいと思うようになった。

それで、思い切って、連絡を取ろうと
試みたが、電話が通じない。

仕方なく、直接会いに行ってみると、
その相手の女の子が、三年前に既に
亡くなっていたという事が分かった。

-------------------------------------

ほらね。
これだけ読むと、背筋がスッと寒くなる
怪談ですよね。


ただね、郷内心瞳さんの
『拝み屋怪談 禁忌を書く』のレビュー
にも書きましたけど、怪談というのは、
何も怖くて恐ろしい話を指すわけでは
ないんですよ。

怪異。
つまり、化け物や妖怪の類ではなく、
日常に潜む、ちょっとした不思議な現象、
どう考えても、理屈では片づけられない、
あり得ない事象。

そんな怪異をまとめた話が、怪談なんです。

そして、怪談の多くは、死者との対話に
あるんですよね。

そりゃ、世の中に恨みつらみがあって、
「うらめしや~」って化けて出てくる
幽霊もいるでしょうよ。

でも、見方を変えれば、あれだって、

「私は死んでも死にきれないんだよ」

って、生きている人間に、うったえ
かけているだけですからね。

怪談の中には、それこそ、生きている
人間を見守り、時には枕元に立ったり、
目の前に現れたり、優しく包み込んで
くれたり、語りかけてくれたりする、
そんな視えざる存在もいるわけです。
(それを幽霊とは呼びたくないけど)

「君の名は。」の女の子も、後者の
ほうですよね。

映画が公開されたのは、2016年。
3.11の震災から、5年が経ちました。

その時間が意味するものは何か。

たぶん、一つの節目なんだと思います。

郷内心瞳さんのTwitterで知ったの
ですが、東日本大震災後に、あの津波の
被災地では心霊体験が多く語られる
ようになったそうです。

そういう、被災者の体験談をまとめて
「震災怪談」として書籍化したり、
朗読会を開いたりしているそうです。

そういうニュースを耳にすると、
たくさんの人間が亡くなったのに、
それを怪談にするなんて、不謹慎だ!
と言う人が、たくさんいるそうです。

ただ、前述したように、怪談という
ものは、別に怖い話ばかりではないん
です。

確かに、イメージとしては、暗い照明と
おどろおどろしい効果音で「いかにも
出そう」という演出の中で、語り手が、
ボソボソと怖い話をし、聞き手が
「キャーッ!」と肝を冷やす、そんな
場面が思い浮かびますよね。

あれって、思うに、テレビで植えつけ
られた、怪談のステレオタイプですよね。

だから、「怪談しようぜ」なんて言うと、
ちょっと面白いような、肝試しのような
そんな風に、死者の魂をネタに遊んで
いるような感じに思われちゃう。

だから、「震災怪談」なんて聞くと、
不謹慎な!ってなる。

じゃあ、聞くけど、「君の名は。」を
観て、「なんて不謹慎な!」という
感想を持った人がいますか?って話。

いませんよね?

むしろ、被災して、この世から
跡形も無く消えてしまった死者の声を
感じ取り、震えましたよね?

あの惨事から、一人でも多くの人を
救えるものならば、救ってあげたい。
そう思いましたよね?

だからこそ、僕らは、三年前に既に
亡くなっていた少女に寄り添うことが
できたし、全身全霊を持って、その
彼女に会い、彼女を救おうという
少年に感情移入することができたの
だと思います。

3.11の震災から、5年が経って、
あの震災が特別なものでは無くなりました。
日本の各地で、いや、世界中で、
震災や異常気象による災害が発生して
います。

もはや、対岸の火事と思っていられる
ほど、呑気な世界ではなくなって
しまっています。

日常と非日常とが、隣り合わせにあり、
僕らがいつ、被災者になっても
おかしくない現実。

そんな危うさをリアルに感じている
からこそ、「君の名は。」で起こった
出来事は、ある意味、リアリティを
持って、観る人に訴えかけてくる
ものがあるんだと思います。

僕が映画「君の名は。」で涙を流した
ものは、3.11以降、いや、それよりも
ずっと昔から、悲惨な戦争で、
何百、何千、何万という命が失われて
いったという事実も含めて

生きたくても、生きられなくて。

悔しくて。

無念だったろうに、って。

そういう死者の想いと、幽霊でもいい
から、逢いたいという、残された人の
想いが交錯する時に、どう考えても、
理屈では片づけられない、あり得ない
事象、「怪異」が起こるかもしれない。

その可能性と、そういう奇跡があって
欲しいという願いが、感動を生んだんだ
と思いました。

もし、現実に、そういうことが起きたと
したら、科学的に証明もできないから
それを、誰かは「思い込み」と笑う
かもしれない。

でも、視えている、体験している
当事者にとっては、それは紛れもない
事実で、奇跡なんですよね。

そう思ったら、流れた涙が止まらなく
なりました。



「君の名は。」美しい怪談だったなぁ。


ちなみに、小説版「君の名は。」も
読みました。

ストーリー自体は、映画と一緒ですが、
主人公たちの心理描写が細かく
描かれていたので、映画を補完する
意味では、読んでおいて損はないと
思います。

おもしろかったのは、深海誠監督の
「あとがき」と、プロデューサーの
「よせがき」かなぁ。

ああいう制作裏話は、いいですよね。

特に、
深海誠監督が、RADWINPSの
出来上がったばかりの「前前前世」の
デモテープを初めて耳にして、
雨の中で号泣したというエピソード
とか聞くと、こっちまで泣きそうに
なります。

思うに、この映画って、作り手みんなが
深海誠監督の作る映像に惚れ込んで
一緒にいい作品を作りたい、って
気持ちが強かったんでしょうね。

声優さんも、アニメーターも、
脚本家も、プロデューサーも、
RADWINPSも、監督も!

いろいろな人が、自分の役割以上の
働きをしたから、観ている観客にも
その熱意が伝わったんじゃないか
って思います。

早くブルーレイディスク、発売されない
かしら~(^^)


小説 君の名は。 (角川文庫)

小説 君の名は。 (角川文庫)

  • 作者: 新海 誠
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 2016/06/18
  • メディア: 文庫



新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

  • 作者: 新海 誠
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/08/27
  • メディア: 単行本



君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 加納 新太
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/07/30
  • メディア: 文庫



君の名は。(通常盤)

君の名は。(通常盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2016/08/24
  • メディア: CD



アニメ「怪談レストラン」が実写&CGで映画化ですと!? [アニメ]

先日、録画してあったアニメ「怪談レストラン」を長女と
一緒に見ていたら、2010年8月映画化決定の告知が!

「見る!絶対見る!!」

と、鼻息も荒く、いつになく見る気満々の長女(笑)

アニメ「怪談レストラン」は小学校でもみんな見ている
人気番組なのだそうです。どうやら「怪レス」と略して
呼ばれているらしい。

そもそも、僕が子供の頃には、「怪談レストラン」という
児童文学はなかったんですよね。第1巻は1996年刊行
ということだそうです。

著者は怪談レストラン編集委員会編(松谷みよ子責任
編集)となっています。
松谷みよ子さんと言えば、うちには「モモちゃん」シリーズ
がいっぱいあるんですよね。僕の奥さんが子供の頃に
読んで面白かったので、長女に買って読ませていた
本でした。

「モモちゃん」シリーズは児童文学なので、わりと明るい
話かと思いきや、お父さんが亡くなってしまったり、
死神が登場したりと、意外とホラー寄りな内容だったり
するんですよ。
こういうところが、「怪談レストラン」に通じるところなの
でしょうね、きっと。

さて、2010年8月に映画化が決まった「怪談レストラン」
ですが、どうやらアニメと実写が混在する作品になる
みたいです。

監督は落合正幸さん。
『世にも奇妙な物語』の作品を最も多く手掛けている
脚本家でもあり、かつ、ホラー映画の監督さんでも
あります。

参考:映画「シャッター」公式サイト
http://movies.foxjapan.com/shutter/

いやぁ、ダメだろ、これ↑
映像見ただけで恐すぎるし(滝汗)

映画は家族で観に行ってもいいかなぁ~と思っていた
けれど、恐いもの嫌いの奥さんと次女を連れては
いけないかもな。
次女は多分、映画館の中で恐怖に耐えられなくて
泣き叫ぶと思う(^^;)

「怪談レストラン」の対象はあくまでも小学生だから、
トラウマになるような内容にだけはしないで欲しいな・・・。

アニメの「怪談レストラン」も、結構怖いんだよね。
でも、単に怖いだけではなくて、幽霊や怪現象の
原因となる出来事が、人間の欲や悲しみといった
感情から生まれるところが描かれていて、なんか
しみじみと心に染み入るところが好きなんですよね。

こういうアニメって、昔で言うと「まんが日本昔ばなし」
に通じるところもあるかもしれないなぁ。
あれも、いろいろな教訓が織り交ぜられていたけれど、
そもそも昔話とかって、昔の人が不思議に思った
出来事を妖怪になぞらえてみたり、悪事を働くことが
出来ないような戒めを語っていたりするんですよね。

現在は、それこそ科学が発達して、情報が溢れていて、
「不思議なもの」「恐いもの」がどんどん無くなって
しまっているような気がするんですよね。

そして、やって良い事と悪い事の判断力も低下している
ような気がします。責任がどこにあるとかの論議では
なくて、実際に子供達を見ていると、そう思うんですよね。
僕ら大人が当たり前のように思っている規範のような
ものが、もはや当たり前ではなくなっているんだろうな。

けれど、どんなに文明が進んで、便利になって、
「よく分からないもの」が無くなったとしても、心の中の闇
というか、負の感情とかは決してなくなるわけではない
ので、それを「怪談」という形式で語ることによって、
子供達が何か大切なものを学んでいるようにも思えるん
ですよね。

いわば現代の「怪談」は、かつての昔話のようなもの
なのかもしれないなぁと思うわけです。

映画「怪談レストラン」も、そういう語り継がれる物語に
なるといいなー(^^)


映画「怪談レストラン」公式サイト
http://www.kaidan-restaurant-movie.com/

映画「サマーウォーズ」を、どうしても見て欲しいのですが! [アニメ]



先日、映画「サマーウォーズ」の試写を観ました。

実は仕事の関係で、2回も観ました。
連続で観たわけではありませんが、同じ映画を短期間に
2回観ることなんて、僕にはあまり例がないことでした。

一度観た映画をもう一度観るということは、物語の展開も
結末も、既に分かっているということです。

どこでどういう風に感情が震えるのかも分かっているし、
全て心積もりが出来ている、はずなのに、1回目よりも
2回目のほうが面白く感じました。
そして、既に3回目も観てみたくなっています。

この映画、本当に面白いから、みんなに観て欲しい!

こんなに強く誰かに勧めたい映画は初めてです。
この想いを共感できる人になら、僕がお金を払ってでも
連れて行ってあげたいくらい(笑)

でも困ったことに、CMや予告動画、宣伝番組などを
見たとしても、その面白さが伝わらないんじゃないかと
思うんですよ。

肝心のストーリーはと言うと、大家族が強大な敵に
一丸となって立ち向かい、世界を救うという話。

と言っても、ディズニー映画の「Mr.インクレディブル」の
ように家族全員が超能力者というわけでもなく、
また、ハリウッド映画の「宇宙戦争」のように、宇宙人に
侵略されるわけでもありません。

言ってみれば、「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」の
ような、古き良き日本式家族が、ある事件に真正面から
立ち向かうという話なんです。

ねっ、ここまで書いていて思うけど、全然面白さが
伝わらないでしょ?(笑)

舞台は長野県の旧家だし、登場人物も、極めて普通の
どこにでもいそうな人たちばかりだし。
でも、それが返ってよかったりするんだけれども。

物語の起承転結の中で、「起承」までは、わりと静かに
淡々と日本の古き良き夏の日常や風景が描かれます。
なので、大きな起伏の無い展開に、退屈を覚えてしまう
人もいるかもしれません。

でも、この何の変哲もない「平和な日本の夏の風景」
こそが、「嵐の前の静けさ」なんです。

物語の起承転結の「転結」は、想いがバトンのように
受け継がれ、想いが家族に伝播していく怒涛の展開に、
息をつく暇がないです。

僕は感動すると、すぐに泣いてしまうのですが
涙を止めたいのに、次の感動の波がやって来るので、
始終嗚咽を抑えるのが大変でした。
結局、最後まで涙と鼻水が流れっぱなしでエンディングを
迎えてしまいました。試写なのに(笑)

というわけで、8月1日から公開される「サマーウォーズ」、
ぜひ映画館に足を運んで観てください。

出来れば、恋人、友人、家族など、大切な人と一緒に
観ることをオススメします(^^)

きっと、素敵な夏の思い出が出来ると思いますよ!

映画「サマーウォーズ」公式サイト
http://s-wars.jp/

アラフォー注目!春アニメチェック [アニメ]

ちょっと仕事で4月から始まるアニメを調べたので、
自分が録画しようと思うアニメを備忘録としてピックアップ
してみました。

■「東のエデン」
公式サイト:http://juiz.jp/blog/
4月9日(木)24時45分~
フジテレビ(ノイタミナ)

原作・脚本・監督:神山健治
アニメーション制作:プロダクション I.G

このタッグはテレビアニメの「攻殻機動隊」シリーズや
「精霊の守り人」を制作したスタッフです。

キャラクター原案: 羽海野チカ

代表作は「ハチミツとクローバー」ですよね。
ちょうど、以前にもフジテレビの深夜アニメ枠ノイタミナで
ハチクロのアニメを放映していたことがあったので、
その流れでキャラクター原案の話があったのかも
しれません。

ということはつまり・・・
攻殻機動隊×ハチクロ
となるわけで!!(笑)
絶対観るしかないでしょう~という感じ(^^)

よくぞ、こんな豪華スタッフでオリジナルアニメが
制作できたな・・・さすがフジテレビ、お金持ち(笑)

物語の全容は、まだ明らかになっていません。
「この国の“空気”に戦いを挑んだひとりの男の子と、
 彼を見守った女の子の、たった11日間の物語。」
というキャプションがあるだけ。

アニメ雑誌によると、昭和の最後に生まれた少年少女の
青春群像劇になるとか・・・。

この「東のエデン」、テレビ放映後に、その後の展開が
劇場版として制作される予定。こういう展開は以前の
ハガレンを彷彿されるのだけれど、単にアニメを作る
だけでなく、その後の物販や制作費の回収を含めて
ビジネスとして成功させようという狙いが見えているのが
試みとして面白いと思います。

後は、どれだけのユーザを引き付けられるか。
もともと「ノイタミナ」枠は、アニメのハチクロやのだめを
放映している枠ということもあり、大人の女性をターゲット
にしているアニメ枠。

つまり、今回の「東のエデン」もコアなアニメファンよりも、
女性を中心としたライトな幅広い層をターゲットにしている
ので、普段はアニメを見ない層にも訴えかけ、そこから
ビジネスの突破口を切り開こうとしている。

そのためのキャラ原案に羽海野チカの起用でもあるのだ
けれども、どうなることやら・・・。

4月開始アニメということで、おそらく今後フジテレビでは
「東のエデン」の番宣がバンバン流れるのだと思います。
とりあえず、録画しておいて損はないはず。


■「真マジンガー 衝撃!Z編 on television」
公式サイト:http://www.shin-mazinger.com/
4月4日(土)23時20分~
テレビ東京

「なんでいまさらマジンガーZなのか!?」
という疑問はあるのですが、ロボットアニメ好きとしては
素直に嬉しいです。

昨今のアニメ制作事情として、ロボットアニメというのは
制作しにくいのです。
なぜかと言うと、ロボットって人間と比べると描くのに
線が多いじゃないですか。と言うことは、それだけ
制作工数が掛かるということです。
じゃあ、3DCGにしちゃえばいいかというと、それも
お金の掛かる話でして・・・。
だから、ロボットではない人間の萌えキャラが主流の
アニメが増えていたりするわけです。

そんな背景もあっての「マジンガーZ」の放映開始、
ちょっと心躍るニュースなのでした。

僕らが知っている1970年代アニメの「マジンガーZ」は、
もともとコミック原作をアニメ化したものなんですよ。
でも、永井豪氏の漫画って、実は子供向けに描かれては
いないのですよね。デビルマン、キューティハニー然り。
だから、僕らが知っているアニメの「マジンガーZ」は、
子供向けに脚色されたものなんです。

で、今回放映される「マジンガーZ」は、原作を踏襲した
新しいものになるとか。
監督は今川泰宏氏。なんと、『機動武闘伝Gガンダム』の
総監督です!
これは期待出来そうですよ!(^^)

ただ、残念なのは「兜 甲児」のCVが石丸博也氏では
ないということ・・・。うーん、正直なところ、石丸博也氏
以外の声は考えられないので、そこは出来れば
変えないで欲しかったなぁー(><)

でも、期待してます!


■「忘念のザムド」
公式サイト:http://www.xamd.jp/
4月11日(土)26時25分~
MBS

そもそもこのアニメはPS3が独占で有料配信していたものです。
PS3はゲームをするだけのハードではなくて、HD動画の購入や
視聴もできるんだぞ!という呼び水として制作されたのが、
「忘念のザムド」だったと記憶しています。

天下のSONYがPS3のキラーコンテンツとして位置付けて
作った作品ですよ。
アニーメーション制作は「ボンズ」が担当。
「鋼の錬金術師」や「交響詩篇エウレカセブン」を制作した
アニーメーション制作会社です。なので、作品の質の高さは
お墨付きです。

それが、いよいよ地上波でも放映開始ときたもんだ!
これは絶対、観るっきゃない!

一方で、PS3の独占有料配信というビジネスモデルは
結局のところ失敗したのかな?という感が否めないでも
ないですね・・・。
つまり、想定していたよりも有料課金の売上が伸びなかった
ため、作品をマネタイズする方向にシフトしたと・・・。
まずは地上波で放映して、いずれDVD化、BD化するの
でしょうね、きっと。

アニメの有料配信というビジネスモデルは、PCでもPS3でも
難しいということか・・・。
あとはアクトビラなどのテレビ内ポータルでの課金が今後
どうなるか?ということですね~

そんな大人の事情は置いといて、「忘念のザムド」見逃しては
なりません!


■「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」
公式サイト:http://www.hagaren.jp/
4月5日(日)17時~
TBS

ガンダム00の後番組が、よもやハガレンとは!
前回のアニメのハガレンは、原作コミックとは別設定にて
進行し、映画で一応の完結はしました。
(あれでよかったのか?というスッキリしない気持ちは
 ありますが/笑)

今回のハガレン、詳しいストーリーなどは明らかにされて
いませんが、キービジュアルの「お父様」などを見る限り、
原作コミックを踏襲する感じですね。

原作コミックはまだ未完なんですよね~
結構クライマックスに突入しているので、今回のアニメ
放映中に原作コミックスのほうが完結する見込みなのかな?

でないと、またアニメ版のラストはアニメオリジナルに
なってしまうという恐れもあるわけで(笑)

制作は前作に引き続き、「ボンズ」が担当するそうなので、
安心ではあります。

ハガレンの内容は、錬金術によって亡くなった母親を蘇生
させようとして失敗し、代わりに身体を失ってしまった兄弟の
話です。
ええ、重いですよ。
メチャクチャ重いです。
初っ端の展開から、あまりにヘビーで気が滅入ってしまう
かもしれません。
でも、家族愛や兄弟愛、師弟愛や友情など、愛がテーマ
でもあったりします。そして命と魂の尊厳もテーマです。

原作をどこまで追うのか、楽しみですね~


■「シャングリ・ラ」
公式サイト:http://www.anime-shangri-la.jp/
4月6日(月)25時15分~
テレビ神奈川

「地球温暖化防止のため、急速に森林都市に生まれ変わった東京。
 しかし、そこは理想郷ではなかった!!
 月刊Newtypeで連載され、各メディアで話題を呼んだ超大作!! 」
とのことですが、原作を読んでません。

ただ、ブーメランを構えた女子高生のビジュアルだけは、なぜか
頭に残っていて、「ああ、これアニメ化するんだ」と思った作品。

アニメーション制作は「GONZO」が担当。
3DCGを得意としている制作会社なので、今回もそういう演出が
多いのかな?
「ラインバレル」はロボットものだったので、あぁいう演出もあり
だと思ったけど、今回はどうなるかなーと言った感じ。

あまり期待せずにチェックしてみて、面白そうだったら継続視聴
する感じかなぁ?
なんか世界観が「東のエデン」とかぶるような気がするので、
比較されたらかわいそうかも・・・。
(原作読んでないので、キービジュアルを見た印象でしか
ないのですが)


とりあえず、アラフォー世代でも楽しめるであろうアニメを
ピックアップしてみました。
実際に見てみないことには、評価できないのですが、
いずれも録画予約決定!ということで(^^)

「超劇場版 ケロロ軍曹2」のスキン [アニメ]

So-netよりケロロ軍曹のブログスキンが提供されたので
さっそく使って見ました(^^)
いやぁ、スキンが変わると、まったく別のブログみたいに
見えてしまいますね(笑)なんかちょっとにぎやかな感じで
いいかも♪

ところで、以前、紙粘土で作った我が家のケロロ軍曹はと
いうと・・・

飼い猫のチョビにやられて、見るも無残な姿に(T_T)
あんた・・・誰?って感じですね(笑)

こいつもその内、羊毛人形で作り直してあげないといかんな~

「超劇場版 ケロロ軍曹2」のスキン1点追加
いつもSo-net blogをご利用いただきましてありがとうございます。

このたび、2007年3月公開の映画「超劇場版 ケロロ軍曹2深海のプリンセスであります!」のスキンを追加いたしましたことをお知らせいたします。

●スキン設定ページ(So-net blogへの登録が必要です)
https://www.so-net.ne.jp/blog/design/

●スキン一覧
http://www.so-net.ne.jp/blog/skinlist/



※「超劇場版 ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!」につきまして詳しくは以下のサイトをご確認ください。
http://www.keroro-movie.net/



アニメ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。